2023/03/24 11:26


クラシックな外観のハイキングブーツ「Hyonosen」は、LedenLeden(私たち)がいちばん作りたかった靴です。

そもそもの始まりは、世界一周の旅でした。

できるだけコンパクトな荷物で、いろんな場所を歩きたい。

そう考えて選んだのが、当時愛用していたちょっとドレッシーな革の登山靴でした。


登山靴と一緒に一年余りの旅が終わる頃、いくつか気になったことがありました。

それは

・重い

・固くて歩きにくい

ということです。


それから、一度ぼろぼろになってヨーロッパ滞在中に買い換えたことがあるのですが、

・意外とデザインの選択肢がない

というわけで、それなら自分たちで作ってみようとなったのです。


そして色々と試行錯誤して出来上がったのがHyonosenです。

1番のこだわりはシームを出来るだけ少なくすること。

ベロやバックベルト以外は一枚の革で形成しています。

足をくるりと包むデザインはシンプルで、登山靴らしいゴツさはありません。


ソールは柔らかめで屈曲させやすく、スニーカーのように歩けるので疲れにくいと思います。

オリジナルのオブリーク型ラスト(木型)は足先の窮屈さがなく、指で地面を捕らえるように歩けます。

もちろんホールド感はしっかりあるので、どんな斜面もガシガシと進めます。


革であることは面倒な一面もありますが、メンテナンスをすることで長く使えることを選びました。

最新の防水性はありませんが、壊れることなくエイジングを重ねて愛着を持ってもらえるはずです。

ステッチダウン製法で底付しており、ソール修理もやりやすくしています。


名前の由来は、私たちはよく遊び(フィールドテスト)に行った山の名前です。

主に標高2000mまでの山域でハイキングを楽しんでいますが、良い仕上がりだと自負しています。


LedenLedenは、私たちが欲しいものを作ることからスタートしたブランドです。

最初に欲しかったのは、一足でどんな場所の長期旅行にもでも出かけていける靴でした。

開発のコンセプトは「パリの街角からアルプスの山道まで」。

そんなスタイルがピッタリきそうでしたら、ぜひお試しください。